円安で喜ぶ企業、困る企業

投稿日:2013年05月02日

最近になって円安が進行し、自動車メーカーなどの輸出関連企業の業績が回復しています。そんなに円安とは、企業にとって喜ばしいことでしょうか?

確かに円安になると業績がアップする企業があります。一方で業績がダウンする企業もあるのです。それと同様に、円高になると業績がアップする企業もあれば、ダウンする企業もあります。

そもそも円高、円安とは、どのような現象を指すのでしょうか?
通貨はモノの売買と同様に値段をつけて交換出来ます。例えば100円を持っている銀行が「1ドルで売りたい」と声を上げて、他の銀行が「それを買いましょう」と呼応すれば取引が成立します。この値段を「相場」といいます。

取引の経過とともに値段が変化します。買いたい人が多いと値段は上がり、売りたい人が多いと値段は下がります。
通貨を発行する国家の健全性や安全度が他国家と比べて相対的に高いと、買いたい人が増えて値段が上がります。この状態が円高です。一方、売りたい人が増えて値段が下がった状態を円安といいます。

円安になると喜ぶのは、輸出企業で、日本でモノをつくって海外へ販売する会社を指します。

例えば、1台2万ドルの自動車を販売した場合、1ドル=80円ならば日本円での売上は160万円になります。これが、円安が進行して1ドル=100円となると、売上は200万円となります。
同じ値段で同じ取引をしているのに、円安になると儲けが増え、円高になると儲けが減るのです。

円安になると困るのは、輸入企業で、海外からモノを買って日本で販売する会社を指します。

例えば、原油100バレルを1万ドルで購入した場合、1ドル=80円ならば日本円で80万円の仕入になります。これが、円安が進んで1ドル=100円となると、仕入は100万円になります。同じ値段で同じ取引をしているのに、円高になると儲けが増え、円安になると儲けが減るのです。

円高になっても円安になっても、喜ぶ企業があれば困る企業もあります。為替相場はバランスが大事です。バランスのとれた相場で落ち着くことが望ましいのです。

カテゴリ:マメ知識
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